2022年11月28日
おはようございます!
姫路市西庄で税理士をやっている秀平和康(ひでひらかずやす)です。
今日は法人成りに適したタイミングについてお話していきたいと思います。
先週の記事で「個人事業主と法人の違い」についてご説明しました。
記事をご覧になった個人事業主のクライアント様に「結局いつになれば法人なりするべきなの?」と質問されました。
そこで今回は「法人成りに適したタイミング」について簡単にご説明したいと思います。
売上・利益の観点から法人化するベストなタイミングは、個人事業主としての利益が800万円~900万円くらいです。
個人事業主の所得税より、法人化して法人税を払う方が、税金を抑えることができます。
消費税の観点から法人化するベストなタイミングは、売上が1,000万円を超えたその翌年です。
年間の売上高が1,000万円を超えた場合、その2年後から消費税課税事業者となり消費税を納めなければなりません。
しかし、1,000万円を超えたその翌年に法人化することで、さらに最低2年は消費税の納税が免除されます。
個人事業主の法人成りの適切なタイミングはいくつかあります。
売上・利益の観点からであれば、利益が800万円~900万円くらいのときです。
消費税の観点からであれば、売上が1,000万円を超えたその翌年です。
法人成りは適切なタイミングで行うことも大切ですが、法人化することで社会的信用度が上がったり節税メリットがあります。
いつ法人化するかをよく考えながら事業を進めていきましょう。